昨年9月に見たシカゴでの試合は内容も濃かったので、自分の整理のためもあり記事にします。
日本を出る前には、9月下旬のナショナル・リーグ首位攻防を観戦できると思っていたのですが、試合開始前の時点で首位Cardinalsに対して3位のCubsは5ゲーム差をつけられており、ワイルドカード争いからも脱落寸前でした。
カブスは9月13日から15日かけて17点、14点、16点と3試合連続の大量得点で首位まで2ゲーム差の2位に迫りながら、9月17日から9月20日まで4連敗。ジェットコースターのようなチーム状態です。
https://www.baseball-reference.com/boxes/CHN/CHN201909210.shtml
スコアで分かる通り、Cardinalsが先制した後、なんと6度の逆転の末にCardinalsが9-8で勝利するという死闘でした。延長でもないのにCardinalsは投手9人、Cubsは7人をつぎ込んでいます。
豪華なスタメンです。ここまで16勝のダコタ・ハドソンと13勝のホゼ・キンタナの両先発ですが、この打線を抑えられなくても仕方がない。
Cardinalsは犠牲フライや内野ゴロによる得点を絡める一方、Cubsはマッドン監督の策があたり、代打ホームラン2本。ポストシーズンのような見ごたえのある一戦でしたが、9回表に登板したCubsのクローザーキンブレルが先頭のモリーナ、続くデヨングにまさかの2球連続ホームランを浴び、逆転負け。クローザーが2球で2失点で、ファンからは大ブーイングを浴びていました。しかし、キンブレルは夏まで契約できなかったので、昨年の不調を攻めるのは酷な感じもします。
9回にはスタメン外れていたバイエズも代打で出てくるなど、満足度の高い試合でしたが、Cubsの2019年シーズンが実質終わってしまった試合でもありました。この後Cubsは連敗を9に伸ばし、残り試合を2勝5敗で終えたのでした。