アメリカ野球紀行

MLBのボールパーク、歴史を中心に紹介していきます。

Arlington Stadium跡地

Globe Life Park in Arlingtonの前に使用されていたArlington Stadiumの跡地です。ホームやマウンドの跡を示すものも、記念碑も立っていません。

Globe Life Park in Arlingtonのすぐ脇なのですが、ただの野原になっています。土地が余っていて羨ましいです。Wikipediaには駐車場の一部と書かれていますが、Google Mapで確認すると、駐車場のアスファルトの先の野原の上にあったという言い方の方が正確なようです。

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新旧の球場が並んだ写真はこちらにありました。

https://www.amazon.com/Rangers-Weekend-Arlington-Stadium-Souvenir/dp/B078YFGCT8

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上の写真は空撮ですが、地上からだとこんな感じですかね。Globe Life Park in Arlingtonの先にいよいよオープンする新球場Globe Life Field(この時は建設中) も見えています。

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【利用期間】1965年~1993年

 

【歴史とトピックス】

1965年 4月23日 マイナーリーグチーム Dallas-Fort Worth Spursの本拠地Turnpike Stadiumとしてオープン。元々Dallas–Fort Worth–Arlington地区にMLB球団を誘致するために造られたスタジアムで、オープン時のキャパシティ10,600人から1971年には20,500人に拡張。

1971年にWashington Senetorsの誘致に成功。呼称をArlington Stadiumに変更し、35,185人にまで客席を拡張。

1972年4月21日 Arlington Stadiumとしてこけら落とし。観客20,105人(満員じゃない。。。)Rangers Dick Bosman、Angels Clyde Wrightの両先発。1回の裏にFrank Howardのホームランで先制したRangersが6-7で勝利。

1989年8月22日 Nolan RyanがAthleticsのRickey Hendersonから前人未踏の通算5,000個目の三振を奪う。この試合0-2で敗れているが、Ryanは13三振を奪い完投。Rangersの5番セカンドとしてJulio Francoが出場しているが、Francoは2004年5月18日にBravesの選手としてRandy Johnsonの完全試合にも出場している。

1991年 Blue Jays戦でNolan Ryanが7度目のノーヒット・ノーランを達成。この試合もJulio Francoは5番セカンドとして出場。

1993年10月3日Royals戦が最終戦。Royals 先発Kevin Appierが10三振を奪う力投で18勝目。Rangersは1-4で敗れ最終戦を飾れなかった。9回表 Royasの5番サードGary Gaettiのツーランホーマーが球場最後のホームランになった。

 

https://sabr.org/bioproj/park/arlington-stadium-texas/