仕事的に夏休みを9月に取ることが多かったのですが、2008年は初めて7月に夏休みを取れた年でした。7月でなければできないことってなんだろうと考えて、行ったのがオマハでした。マイナーリーグを見たかったのです。マイナーリーグは8月で終わってしまうので、9月に大リーグの試合を見ることができても、マイナーリーグの試合は見れないのです。
200以上あるマイナーリーグのチームの中から、スケジュールやサウスウエスト航空に乗ることなども考慮して選んだのがOmaha Royals(2011年からOmaha Storm Chasers)でした。
その本拠地がローゼンブラット・スタジアム(Rosenblatt Stadium)です。1948年にオープンし、Omaha Cardinals(1949年~1959年)、Omaha Dodgers(1961~1962年)が使用した後、Omaha Royalsが1969年から使用していました。40年代からマイナーリーグのチーム誘致に尽力した市長ローゼンブラット氏(任期1954~1961年)の名前がつけられています。
Omaha Royalsは1969年にMLBの球団拡張で誕生したKansas City Royals傘下のAAAのチームとして設立されました。オマハに誘致した市長の名がつけられました。2010年に閉場していますので、ぎりぎり二年前に訪れることができたことになりますね。
このローゼンブラット・スタジアムはNCAAのカレッジ・ワールドシリーズ(毎年6月)の舞台としても知られていました。現在は、後継球場のTDアメリトレード・パーク・オマハで開催されています。球場前には優勝して喜ぶ選手達の銅像が飾られていました。
複数の人から構成される銅像は、日本ではあまり見ないですよね。なかなか迫力のある銅像です。ローゼンブラット氏はカレッジ・ワールドシリーズも誘致しています。
古いけど、きれいな球場でした。
この時点でマイナーリーグで一番大きな球場でもありました。
今のコロナ禍のスタジアムみたいに、外野席は広告で埋められていました。
フロリダ・マーリンズにMLB初の女性GMにキム・アンさんが就任して話題になっていますが、マイナーリーグは選手だけではなく、スタッフもMLBを目指して鍛錬する場です。マスコットに指示を出していたこのお姉さんも今はMLBで頑張ってるのでしょうか。
カメラを向けたら気づいてくれました。「おい、ピーナッツ、カメラ構えてる人いるから、ポーズ取って!」みたいな感じでしょうか。