ディマジオの連続安打記録止まる クリーブランド・スタジアム(Cleveland Municipal Stadium)

クリーブランド・ミュニシパル・スタジアム(Cleveland Municipal Stadium)です。

単にクリーブランド・スタジアムもしくはミュニシパル・スタジアムと呼ばれることの方が一般的だったようです。

こちらが在りし日の姿です。https://deadballbaseball.com/?p=3622

日本語版のWikipediaにはナゴヤ球場はこの球場をモデルにしたとあります。似てるのかなあ。クリーブランド・スタジアムに行ったことがないので、なんとも言えないです。 

1941年7月16日にリーグ・パークでの連続試合安打を56まで伸ばしたジョー・ディマジオですが、翌7月17日にクリーブランド・スタジアム(Cleveland Stadium)でのインディアンズ戦で、サード ケルトナー、セカンド ブードローの好守に阻まれ、ついに記録は止まります。

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クリーブランドでのインディアンズ戦なのに、違う球場なのです。1932年から1946年までは、ナイター設備のないリーグ・パークは主に平日のデーゲーム、駐車場も含めてキャパシティの大きなクリーブランド・スタジアムは週末とナイターと使い分けていたようです。

7月17日はナイトゲームでした。もしも、より球が見えやすいリーグ・パークでのデーゲームだったら、ディマジオの記録がもう少し伸びたのかもしれません。尚、翌18日はリーグ・パークでのデーゲーム。先発ボブ・フェラーから、ディマジオは2本のヒットを放っています。

昨年クリーブランドを訪れた際は、跡地に行きませんでした。今思うと時間もあるにはあったのですが、以前行った時に史跡碑が建っていなかったし、調べる限りでは今も変わっていないようだったので。

2011年に初めてクリーブランドに行った際に、跡地に立つNFLブラウンズの本拠地クリーブランド・ブラウンズ・スタジアムを外から一周してみました。

せめて史跡碑はほしいところです。ケルトナーやディマジオの銅像も建ててほしいです。。。映画Major Leagueの舞台でもあるのに。

写真は2011年のものです。

【利用期間】Indiansは1932年～1993年(併用していたNFLラムズは37年～46年、NFLブラウンズは47年～95年) 

【歴史とトピックス】

1931年7月3日オープニングイベントはボクシング・ヘビー級の世界戦　マックス・シュメリング対ヤング・ストリブリング(屋外でボクシングの試合って、今はないですよね。)

1932年7月31日　Indiansのファーストゲーム　Philadelphia Athletics に0-1で惜敗。観客76,979人。Indians先発 Mel Harderは8回をMickey Cochraneのタイムリーによる1点に抑えるも、AthleticsのLefty Groveが完封で16勝目。

1954年9月12日のYankees戦、リーグ記録の86,563人(wikipediaには84,587人とあるが誤りと思われる)の観客を集める。この年のIndiansは史上最強とも言われる1927年のYankeesの110勝を上回り、111勝。この日は日曜日でダブルヘッダー。初戦はエースのBob Lemonが勝ち投手となり22勝目(6敗)、2戦目は二枚看板のEarly Wynnが21勝目(11敗)。尚、ワールドシリーズでは、Newyork Giantsに4連敗

1960年6月17日　RedsoxのTed Williamsが500号本塁打。ベーブ・ルース、ジミー・フォックスに次ぎ史上3人目。

1970年9月21日 TigersのCésar Gutiérrezが延長12回の試合で7打数7安打

1974年6月4日　Rangers戦で集客のため10セント・ビア・ナイト。酔っぱらった観客による暴動のため没収試合(Rangersの勝利)

1975年4月8日　MLB史上初のアフリカン・アメリカンの監督(選手兼任)としてフランク・ロビンソンが初采配。ロビンソンはホームランを放ち、Yankees相手に5-3で勝利

1993年10月3日 Indiansの最終戦 White Soxに0-4で敗戦。Indians先発は、後に先発として活躍し、Angelsのコーチとして大谷翔平を指導するCharles Nagy(2勝6敗)、White Sox先発はJason Bere(12勝5敗)。同球場最後のホームランは前日のAlbert Belleの38号。

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