多くのボールパークではかつての名選手の銅像が飾られています。歴史を大切にしているなと感じますね。ピッツバーグ パイレーツは1882年に創設された古豪だけに、PNC Parkの周りにはたくさん素晴らしい銅像が飾られています。
ロベルト・クレメンテブリッジを渡り、最初に目にするのは、やはりロベルト・クレメンテ像です。センター裏の入り口に飾られています。ホームランを打った後にファーストに駆け出すような、躍動感あふれる素晴らしい銅像ですね。
ロベルト・クレメンテ(Robelt Clemente 1934-1972)
球団記録でもある通算3000本安打を誇るプエルトリコ出身のスーパースター。首位打者4回、ゴールドグラブ賞12回。なによりも1972年12月31日の航空機事故で亡くなった悲劇で知られています。大地震の起きたニカラグアに物資を送るために飛行機をチャーターし、物資が横領されないように同乗した飛行機が墜落してしまったのです。多くの大リーガーはチャリティに熱心ですが、MLB機構から最も素晴らしい慈善活動を行った選手に贈呈される賞はロベルト・クレメンテ賞と称されています。