2008年の夏、シカゴからオマハに向かう飛行機に乗るために利用したシカゴ・ミッドウェー空港内にあるレストラン、ハリー・ケリーズです。
Harry Caray(ハリー・ケリー)氏はカブスの専属アナウンサーとして有名でした。亡くなった1998年、カブスはケリー氏の似顔絵パッチを袖につけてプレーしました。ロジャー・マリスの持つホームラン記録61本超えを巡り、カージナルスのマグワイアとカブスのソーサという同地区の二人が激しいタイトル争いを繰り広げ日本でも話題になったので、当時を知る方はこのパッチに見覚えがあることでしょう。
Chicago Cubs Harry Caray Patch (wrigleyvillesports.com)
ケリー氏は長年カブスの専属アナウンサーを務めていたのだと思っていましたが、あらためて調べてみると、1945年から69年までSt. Louis Cardinals(45~46は同じセントルイスのBrownsの中継アナウンサーも兼務)、1970年はAthletics、71年~81年まではChicago White Soxの専属アナウンサーを務め、Cubsの専属アナウンサーを務めた期間は82年~97年までの16年でした。Cubsと同地区のライバル球団Cardinalsで25年もアナウンサーを務めていたのですね。
ケリー氏はセブンス・イニング・ストレッチで放送ブースから身を乗り出して、Take me out to the baseball gameを歌うことでも人気を博していました。
ハリー・ケリーズはいわゆるスポーツバーですね。グッズがたくさん飾られた店内でスポーツ中継見ながら、アメリカンフードを食べる店。街中でも、空港でもよくある感じのお店ではあります。
まあ、すごく美味しいというわけではないですが、ハリー・ケリーのお店に来ただけで、満足でした。